アメラジアンスクールにて

9月25日、宜野湾市にあるアメラジアンスクール・イン・オキナワ(NPO法人運営)で、中学生の子ども達に、社会科の授業の一環として「政治について話す」という、貴重な好機を頂いた。

 

加えて、父が米国人で母が日本人という玉城自身が成長してきた過程での体験談も交えて欲しいという担当の先生からの希望もあったので、子ども達への自己紹介も含めて、生い立ちや経歴なども織り込みながら、思春期真っ只中にいる子どもたちへのエールのつもりで話しを務めた。

どのような学校なのか、アメラジアンスクールの紹介を載せておきます。

 

「アメラジアンスクール・イン・オキナワは、AmerAsian School in Okinawa と表記します。AmerAsianという言葉には、アメリカの文化と日本の文化を等しく尊重し、英語と日本語の2言語で学ぶというアメラジアンスクールの理念が込められています。

1998年にアメラジアンの母親によって設立された、日本で唯一の「ダブル」の子どもたちのための教育施設です。アメリカ人とアジア人の親を持つアメラジアンの子どもたちに、誇りを持って生きる力を育みたいというお母さんたちが手づくりで創立し、運営してきました。 」

 

「幼稚園から中学校課程までの児童・生徒が、8:30から15:30まで学ぶ、全日制の教育施設です。 放課後は学童(有料。15:30-18:30まで)、クラブ活動があります。

 英語による教育:日本語による教育の比率は、小学校課程ではおよそ8:2、中学校課程ではおよそ5:5です。英語による教育は、米軍基地内学校のカリキュラムに準拠し、オリジナルの教材を使う場合もあります。科目は、Language Art, Math, Science, Social Science, PEなどがあります。各クラスの担任(2010年現在、アメリカ人5名、フィリピン人・日本人1名)が担当します。

 日本語による教育は、日本の学校で用いられる教科書の他に、オリジナルの教材を使う場合もあります。科目は、日本語、算数、社会(中学校課程)、理科(中学校課程)、総合学習などがあります。日本語教員が担当します。

 特別なサポートを必要とする生徒のために、JSL(第二言語としての日本語)、ESL(第二言語としての英語)の授業があります。

 日本の学校教育法で定められた「学校」(一条校)ではなく、専門学校、各種学校、インターナショナルスクールでもありません。小・中学校課程の生徒は居住区の公立学校に学籍を置き、アメラジアンスクールで学んだ日数が公立学校の出席日数としてカウントされる「出席扱い」の措置で、進級、卒業をしています。

 2010年2月現在、86人の児童・生徒がアメラジアンスクールで学んでいます。

 幼稚園から小学校課程4年生までは各学年にひとクラスがありますが、5・6年生、中学校課程1~3年生は複式学級です。ひとクラスの生徒数は10~15人です。

 2010年2月現在、20人の卒業生のうち、16人は沖縄県内の公立高校に、4人は基地内学校、インターナショナルスクール、アメリカの高校に進学しています。

 スクールバスはありません。保護者が送迎するか、生徒がバスで通います。給食はありません。お弁当を持参するか、ケータリング・サービスを利用します。制服はありませんが、生徒は、スクールTシャツを毎週、金曜日に着用します。

 校舎は、宜野湾市人材育成交流センターめぶきの1階部分です。小さい運動スペースはありますが、校庭、体育館、プールはありません。」 (以上、沿革及び内容について転載しました)

スクールへのショートカットキー http://amerasianschool.com/

 

政治とは、それぞれに必要なきまりとしくみをつくり、国と国民の生活を安定して行うこと~。

 

出来るだけ簡単な表現を用いながら、国の政治にはそれぞれ違いがあるけれど、どの国であっても「ほとんど共通するような感覚」で捉えてもらえるように、主に日本の政治について話をさせていただいた。

 

それにしても「中学生の子ども達に理解できるように話す」ということは、考えているよりも結構厳しいものだと思う。

単語の説明が難しくてもいけないし、身近な感覚でつかめるように説明しないと、説明そのものがややこしくなってしまうと言うことにも気がついた。やっぱり先生と言う職業は大変だ。

 

彼らは将来、国籍を選択して日本で住むかもしれないし、あるいは外国で暮らすかもしれない。

しかし、彼らには英語が話せると言う強い支えがある。そのために、逆にアイデンティティーが揺らぐことがあるかもしれないが、二つ以上の国の言葉が話せるということは間違いなくプラスになる。

 

どこにいても「自分と言う唯一無二の存在」を主張できる自信をぜひしっかりつけて欲しいと、強く願う。

 

どの子ども達にも、自らの手で叶えられる、豊かで、大きな未来があることを信じて。